2016/11/19

放射冷却システムプロジェクト RCSP その8 温湿度測定無線化・ネット接続

温湿度計の製作に若干手間取った。

1.温湿度計の値と2チャンネル温度計の値の差
  かなりずれている。
  調整不要。電源電圧に依存しない。という
  思い込みがあった。(特にSHT75)
  よくSENSIRONのデータシートを読むと3.3Vの電源電圧で
  工場で校正してあると書いてある。

  試験の結果得た結論は

  ・温湿度計のSHT75は3.3Vで駆動するべきもの。
  ・2チャンネル温度計のDS18B20は電源電圧依存はない。
  ・両キットを3.3Vで駆動する。
 
  キットは5Vを前提に作られているが3.3Vでも
  表示は暗くなるが動く。(暗いところで使うので問題なし(笑))。
  後述の無線マイコンユニットも3.3V駆動で接続性もよい。

2.無線化・ネット接続
  無線LANチップESP8266EXを今回は使ってみた。
  ESP-WROOM-02というモジュールが簡単に手に入る。
マイコンのコミュニティではおなじみの
 Arduinoの開発環境でプログラムできる。

ブレッドボードで開発した。
 3つのセンサを一緒にして環境を合わせても
 表示は異なる。0.7℃差なので許容範囲か。
 若干のオフセットを考慮すれば使い物になりそう。

 下島健彦さんの提供している無料IOTサービスのAmbientに
 Wifi-> インターネットでデータを送り表示したもの。
 ESP-WROOM-02もAmbientも使い方の情報を
 整理するだけでも時間がかかった。
 ただ開発環境・ハードウェア製作も含めて大幅に
 敷居が下がった感がある。
 便利になったものだ。



 モジュールは1.5mmピッチなので変換基板を手に入れた。
 とりあえず2種類用意した。
 温度計の箱内に組み入れるので小さいほう(右)がOK。

これでようやくTECの実験と実装がデータを見ながら
 できる環境が整う。


2 件のコメント:

  1. データの管理も本格的ですね。私もルーフ内外の温度などの測定を考えていたので、とても参考になります。特に無料のIoTサービスは便利そうですね。

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  2. そうなんです。はじめは温湿度計のキットのシリアル出力を
    PCで受けてグラフ化などをしていました。
    しかしPCとつなぐこと自体が面倒くさく、常時接続でいける
    環境を模索したところクラウドサービスにたどり着きました。
    外出先からでも環境が見えるということは、
    さらにスポットクーラやTECのON/OFFなどもしたくなりますね。
    家に帰ったらすぐに観測できるなど夢見た天国です。

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