昨日12時TECを稼働し始めた。
RearCell温度が低下し
環境温度より低い状態を現在まで保っている。
同時に主鏡温度はRearCell温度に遅れて
追随しほぼ環境温度より低い状態で推移している。
先月の温度変化グラフを参照すると明解だが
RearCellの冷却効果により期待していた
「主鏡温度が環境温度より低い」という
状態を作り出せている。
とりあえずTECは電子制御無しで昨日の
昼から運転を続けている。
この状態で読み取れるのは
1.環境温度から2℃弱の温度差をTECがRearCellに
作り出していること。
2.RearCell温度変化に主鏡温度は約1時間の遅れで追随している。
結露に関しては、現状でRearCell外側は多くの水滴が付き
完全に結露状態。
鏡筒内部の現在値は別のセンサによれば
6.3℃湿度61%と充分に湿度は低く露点には至っていない。
外部の気象センサの測定グラフは
昨日夕刻から湿度が高くなり結露しやすい状況に
なっていたことが解る。
■まとめ
TEC運転の有効性が検証できた。
同時に懸念した結露に関してはRearCell外部の水滴の処理を
配慮する必要はあるが内部結露のケアはとりあえず不要である。
閉鎖鏡筒のメリットが大きく寄与している。
(もちろん四季を通じて鏡筒内部の湿度を低く保てるかは未決。)
TECのユニット数は環境温度の低下速度が大きい場合は
冷却能力を強化する意味で増加する必要はありそうだ。
(昨日19時から22時の状況)
恐らく現在の設計での最大3ユニットを準備すれば夏季でも不足は
ないと思われる。
こんにちは、近内です。
返信削除非常に興味深いデータ!私もTECに期待して
いるので勇気が湧いてきます。
外部気象センサの気温データと比較すると、
RearCell Air Temp.は外部気温にほぼ
リアルタイムで追随しているようですが、
RearCell Air Temp.の計測位置はどの
あたりですか?
今週いっぱい超多忙なので、当方でのTEC
実装稼働経過は来週ご報告したいと思いま
す。
ではまた。
TECはじんわりとRearCellから熱を奪うので
返信削除炭火のこたつの遠赤外の逆な感じで
あんばい良く主鏡を均一に冷やしてくれる
と思われます。期待大です。
もうSCTを買ったら、すぐコンセントに繋いでおく
なんて時代になるのかも。(笑)
RearCell_Air_Temp.のセンサは暫定で
赤道儀不動点位置近くです。軸ラベルの訂正を
サボっていまして申し訳ありません。
RearCell_Inside_Air_Temp.はC14換気口の
隙間から内部に入れたSHT75センサの信号です。
ドームはFRPで殆ど断熱効果はなく
水平回転機構の隙間から風がスルーするレベルです。
ドーム屋根全体からの内面熱放射が日中は大きく
(特に晴れの日射)C14の温度は高くなる状況です。
了解です。
返信削除なるほど、中から均一に焼ける遠赤外ステーキ
ですか、美味そうですね(涎)。
いっそ、C14iwaLabチューンアップブランド立
ち上げられてはいかがですか?(半ば本気の笑い)
究極のハイパフォーマンスを追及するメルツェデ
スAMGと、究極の高級感をコンセプトにするメル
ツェデスマイバッハという真逆のフィロソフィを
兼ね合わせたような...。
身に余る賛辞を頂きありがとうございます。
返信削除知恵を共有し、軌道修正しながら
プロジェクトを遂行していくのは
楽しいものですね。