2016/12/19

20161219夕刻の観測時の温度測定グラフ

このグラフの16時過ぎの状況では主鏡温度と
環境温度の差は3℃以上になってしまう状況であった。
一昨日は筒内ファンで境界流を解消することで
撮像に至った
本日はSpotCoolerを稼働してテストした。
16:42 SpotCoolerON
17:10 SpotCoolerOFF
TECは通日連続運転中

鏡筒内部の空気温湿度はSpotCooler運転に
応じて変化するRearCellの温度低下に応じて
変化している。
現状ではSHT75を裸の状態でRearCell内部の
空間に置いている。
1.センサがダイレクトにRearCellとの放射熱交換を
行っている。
2.センサにRearCellで冷却された空気が対流で移動する。
この2つのどちらを測定しているのかを
本来正確に見積もりたいわけだがまだはっきりしない。
温度変化のレスポンスの速さを見ると放射の寄与が
大きいと予測はしている。

2 件のコメント:

  1. 近内です、こんばんは。
    RearCell_Inside_Air_Temp.測定用の
    センサの位置はリアセル底面と主鏡裏面の
    間の空中ですか?それとも主鏡面より上方
    (skyend)の空中ですか?
    私の熱電対センサをリアセルと主鏡の間の
    空中に置いていた時にはほとんどリアルタ
    イムでリアセルの温度変化に反応していま
    した。現在は鏡筒内温度を測定するために
    遥か上方の鏡筒内の空中にセンサをむき出
    しで置いています。これだとやや緩やかに
    鏡筒外気温(ドーム内気温)に追随する感じ
    です。私のミード16インチの鏡筒は断熱し
    ていないので、鏡筒からの放射の影響を受
    けている可能性もあるでしょうか。
    鏡筒内の空気の温度を測るならば放射を遮
    断するマイクロ百葉箱の中にセンサを設置
    する必要があるかも。
    環境温度は当方でもフォーク先端付近の空
    中で測っていますが、センサに防熱アルミ
    シートの小さな深い傘をさして日中のドー
    ム内面からの放射の影響を減らすようにし
    ています。

    出張の疲れが抜けたらこちらでも活動を再
    開したいと考えています。

       ではまた。

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  2. リアセルと主鏡の中間の空中です。
    リアルタイムで追随する感じはどうも
    空気温度変化ではなくセンサ自体が
    熱放射収支で温度低下するのではと
    考えています。
    主鏡よりSkyend側の空間でも同じ状況で
    しょう。
    おっしゃるように”マイクロ百葉箱”は
    空気温度測定には必須ですね。
    次回手を入れてみます。
    年末でお忙しそうですがご自愛ください。

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