■RearCellへのTECの貼り付け
各種の熱伝導接着剤、粘着テープを
試みた。
C14のRearCellの曲面に取り付けるため粘着テープでは
若干の隙間を吸収することができなかったため
・秋月電子通商 放熱用シリコン接着剤 HY‐910
を用いてTECを接着することにした。
シリコンコーキングに熱伝導剤を加えたものなので
あとで剥がすことも問題ない。
TECの周囲には断熱フォームを貼ってコールド側と
ホット側の熱交換を防ぐ。
TEC上面の黒い■は黒体テープで温度測定のため
仮に貼ったもの。あとで剥がした。
■CPUクーラの実装
TECとCPUクーラの間は接着は避けて
シリコングリス・粘着テープをテストした。
・秋月電子通商 シリコングリス HY-750
を塗布してCPUクーラを載せた。
3台を実装したところ。
■3台のTECユニットによる温度変化データ
配線の整理や細部のデザイン的な収まりはこれからだが
概ね基本構造は確定した。
本日10時頃より電源を入れてテストした。
環境温度より4℃以上RearCell温度は低下しており
主鏡温度は2℃程度は環境温度から低い状態を
保っている。
気象条件が本日は通常より暖かく温度低下の
速度も遅かったが概ね3台を稼働すれば
余裕を持って観測時間帯の主鏡温度が
環境温度より低い条件を満たせるめどが立った。
近内です。
返信削除非常に参考になります。
グラフを見ると、日中午後にSpotCoolerで
メガトン級のノックアウトパンチを1時間喰
らわしたのと同等以上の効果が観測時間帯に
確保されているようですね。
ボディブロウの連打を浴びせ続けている感じ
でしょうか。
実装の外観もTEC+CPUクーラの等角配置が綺
麗でいい感じです。
当方の2連装TECも日曜日くらいにはテストで
きそうです。
円錐斜面にオフセットダクト冷気吹き込み口を
付けたジョウゴも出来上がって試していますが
冷え具合は上々のようです。
またご報告いたします。
3気筒星型エンジンというイメージですがいかがでしょう。
返信削除現段階では連続稼働での温度変化を見ています。
次に短時間運転での温度変化を調べますが、恐らく
環境温度よりRearCellが4度低くなる迄は一挙に
行きそうで、後は主鏡温度の追随を待つという
展開になるのではと想像しています。
近内さんのレポートも楽しみに待っています。