2017/01/13

ダミアンピーチ 氏の鏡筒冷却

誰でもご存知のスーパー天体PhotographerのDamian Peach氏
Barbadosに遠征したときの木星画像は特に
息を呑むほどの凄さだ。美しさを超えて荘厳ささえ感ずるものだ。

「このような凄い画像が得られるのはなぜか」という問に関しては
Damian氏自身があまりNet上でも語らないため
伝説ともいえる想像力たくましい風評が流れている。

「市販のSCTではなく選抜されたものを使っているに違いない。」
という話はもっとも代表的で、同じ鏡筒なのにどうしても
うまく撮れないというフラストレーションの裏返しともいえる。

Webサーフィン中に見つけたお宝写真があるので
ご紹介をします。かなり以前のBarbados遠征の
ときの写真だと思います。恐らく2005年で2006年には
C9.25からC14に鏡筒を大きくしています。
あくまで公開ページの部分を参考として
お見せするので元のページを見てください。

google books
https://books.google.co.jp/books?id=2YfYNk4hHy8C&pg=PA41&dq=webcam+astronomy+portable+damian&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwi_nZDlvb7RAhWBHpQKHTFwB1MQ6AEILzAA#v=onepage&q=webcam%20astronomy%20portable%20damian&f=false

67Pです。


というくらい撮像にあたっては細心の
鏡筒温度管理をしているという実例です。
Barbados遠征2005 すばらしい。

現在も氷袋で冷やしているという話を
どっかで見た記憶があります。

4 件のコメント:

  1. Damian Peachも冷やしていたのですね。
    シーイングが良い場所なら、鏡筒内乱流を押さえることは必須なので理解できます。

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  2. 像が揺らいだら筒内気流だとわかるくらいのシーイングということですよね。
    「いつかBarbadosとかCyprusとか望遠鏡を持っていきたい・・・・。」
    という叶わぬ夢です。

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  3. こんばんは、近内です。

    Damian Peach氏ですか。熊森照明大兄を
    して『謎の人』と言わしめた達人ですね。
    私は勝手に『英国の桃太郎侍』と呼んでい
    ます。悪シーイングを切る!
    良い画像を撮る秘訣を教えてくれないケチ
    くそ、という風評が立ったこともあります
    が、そんなことはない。観測の分析の目的
    で資料を見せてほしいとリクエストすれば
    各波長域の画像処理前の単独画像もメール
    に添付してくれる気さくな人です。

    昔惑星のカラースケッチを報告されていま
    したから、眼視観測者のDNAを持った人で
    しょう。眼で見得るべき天界の景観を取り
    違えようのない再現性を持って正確に表現
    したい、というのが天体撮像に対する彼の
    基本的スタンスだと思います。その目的の
    ためには天体撮像/画像処理の総ての要素
    に一切手抜きをしない。眼視の印象に近付
    けるためにフィルターワークにも独自の工
    夫を凝らしている。

    元々美しい天体がそのように的確に再現さ
    れれば息を吞むような荘厳な作品になるの
    は当然です。藤井 旭氏や沼澤茂美氏同様
    筋金入りのプロの天体写真家というべきで
    しょうか。
    プロ、アマ問わず高く評価する人の多い
    稀代のAstrophographer/imager...
    いつか日本に来ませんかねえ。


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  4. さすがに私の半端な本文よりもずっと奥深いコメント
    本当に有難うございます。
    Damianさんが写真家としての美学を持っているとことが
    私の好きなところです。本当に手抜きしないで時間をかけて
    画像処理されていますね。並大抵ではありません。
    直接お会いしたいですね。遠征先でも良いですから・・・。

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