2017/01/01

火星 20170101




本年最初の火星観測。好シーイングに恵まれた。
SPCは小さくクリア。Hellasのアルベドが良く見える。

視直径5.7"

TECを14時頃より運転した。
シーイングの良い時間はあっという間に過ぎて
この後急速に悪化した。

注)投稿時の画像データの埋め込み日付が
間違っていました。訂正画像に差換え済みです。

2 件のコメント:

  1. こんばんは、近内です。
    大晦日、元旦と凄い画像で、”No holiday
    in the Heavens"「天界に祝祭日なし」を
    地で行っておられてうらやましい限りです。
    この写りなら大規模なダストストームの発生
    をまだ十分捉えられるでしょう。
    火星面の模様のコントラストを客観的に評価
    するのはかなり難しいのですが、この画像セ
    ットからは、朝霧ゾーン以外はよく晴れてい
    てメジャーな暗色模様のコントラストはけっ
    こう高いようにも感じます。
    スケッチを取ると脳のメモリが増強されるの
    でありありと覚えているのですが、このLRGB
    画像とR画像は、世紀の全球規模ダストストー
    ムが発生する直前の1971年9月中旬のこの経
    度の火星面の眺めに非常に感じがよく似てい
    ます。

    当地では今日は曇りで残念ながら観測はでき
    ず、2連装TECの実装仮テストを実施しました。
    2時間の稼働で環境温度≑鏡筒内温度よりもリ
    アセル内面温度は2℃低く、主鏡温度は環境温
    度≑鏡筒内温度よりも1℃弱高いところで落ち
    着いた感じです。放射温度計ではリアセル後
    面の上下で温度差が認められました。
    ミード16インチのリアセル後面は平坦で土地
    も広いのですが、色々な出っ張りがあって、
    TECの等角配置ないしは点対称配置は難しそう
    です。
    正月中に長時間稼働で記録を取って、星像も
    チェックしてみたいと思います。

        ではまた。

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  2. 本日の観測ではモニター上でもよく見えました。
    なかなかチャンスは少なく、冬は特に好シーイングは
    持続しない感じです。
    近内さんのご指導で「晴れている」感覚が
    つかめてきました。霞んでいるとか、曇っているとか
    のイベントを期待しています。

    TECはこちらのテストでも結構環境温度、温度変化速度
    等に依存して状況は変化しています。TECのパワーが
    強いほど環境依存は少なくなります。近内さんの
    鏡筒の大きさからすれば倍以上は必要な印象です。
    大きくSpotCoolerで観測環境を整え、その温度環境維持に
    TECを用いるのが最善のSolutionかもしれません。
    ゴールは遠くないか・・・・・・。

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