C14で惑星を観測するAmateurAstronomerのSiteです。
近内です。コメント遅くなりましたが、貴重なデータだと思います。ALPO-JapanのMLに載っている水元伸二さんのコラージュにも入っている、発生直後のMid-SEB-OutbreakのフィリピンのGoさんのメタン画像の前後を96分間に渡って追跡したメタン画像シリーズということになります。同日の可視光やIRでの画像のOutbareakの明部よりも、このメタンブライトの領域は明らかに大きいと思います。またiwaLabさんの画像を平行法裸眼立体視していて気付いたのですが、このOutbreakのメタンブライト部は急速に前方(多分北方にも)に移動(拡大?)しているようにも感じます。そうなると極めて稀な現象ということになります。有識者にもご意見を聞いてみようと思います。
methane画像の立体視、なんと雲の高さが分かりますね。この手があったかと、目からウロコです。確かにブライト部が移動している気がしますが、高度差でそのように見えるとも言えそうですね。面白いです。
近内です。木星面の模様は高度差があってもprofileが極めて低くてなだらかなので、自転を利用した疑似視差の立体視をしてもさすがに実際の高低の差は見えません。しかし、隣接している模様に比べて早く自転している模様があると、時間をおいて撮った画像を立体視すると、模様どうしの相対的な位置のずれがStereohyperacuity/立体超視力で立体的な凹凸として見えるようになります。シャープな画像ならば10~20分間隔で撮った画像ペアを立体視すると、第I系の模様が第Ⅱ系の模様に対して浮かび上がって見えます。拙論考お時間のある折にご参照ください:http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/403/Kn_403.htmiwaLabさんのメタン画像では平行法立体視でメタンブライト部が浮かび上がって見える感じなので、周囲の模様に対してかなり早いペースで前方(東方に)移動している可能性があるかもしれません。各種Outbareakのような急激な現象の初期にはメタンバンドの画像が非常に貴重であることを再認識いたしました。 ではまた。
近内さんの論考、強力な引力に引き寄せられてしまうような迫力があります。素晴らしい。第I系の模様が第Ⅱ系にたいして浮かび上がって見えるのは初めての経験でした。凄いですね。与えられた貴重な観測のデータから深い情報をいかにして読み取るか、ルーチンに陥らずに新手法をチャレンジする面白さを教えて頂いてありがとうございます。
近内です。
返信削除コメント遅くなりましたが、貴重な
データだと思います。
ALPO-JapanのMLに載っている水元
伸二さんのコラージュにも入ってい
る、発生直後のMid-SEB-Outbreak
のフィリピンのGoさんのメタン画像
の前後を96分間に渡って追跡したメ
タン画像シリーズということになり
ます。
同日の可視光やIRでの画像のOutbareak
の明部よりも、このメタンブライトの
領域は明らかに大きいと思います。
またiwaLabさんの画像を平行法裸眼立体
視していて気付いたのですが、このOutbreak
のメタンブライト部は急速に前方(多分北
方にも)に移動(拡大?)しているようにも
感じます。
そうなると極めて稀な現象ということに
なります。
有識者にもご意見を聞いてみようと思い
ます。
methane画像の立体視、なんと雲の高さが分かりますね。
返信削除この手があったかと、目からウロコです。
確かにブライト部が移動している気がしますが、高度差で
そのように見えるとも言えそうですね。面白いです。
近内です。
返信削除木星面の模様は高度差があってもprofileが極めて
低くてなだらかなので、自転を利用した疑似視差の
立体視をしてもさすがに実際の高低の差は見えませ
ん。
しかし、隣接している模様に比べて早く自転してい
る模様があると、時間をおいて撮った画像を立体視
すると、模様どうしの相対的な位置のずれが
Stereohyperacuity/立体超視力で立体的な凹凸
として見えるようになります。シャープな画像なら
ば10~20分間隔で撮った画像ペアを立体視すると、
第I系の模様が第Ⅱ系の模様に対して浮かび上がって
見えます。
拙論考お時間のある折にご参照ください:
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/403/Kn_403.htm
iwaLabさんのメタン画像では平行法立体視でメタン
ブライト部が浮かび上がって見える感じなので、周
囲の模様に対してかなり早いペースで前方(東方に)
移動している可能性があるかもしれません。
各種Outbareakのような急激な現象の初期にはメタ
ンバンドの画像が非常に貴重であることを再認識い
たしました。
ではまた。
近内さんの論考、強力な引力に引き寄せられてしまうような
返信削除迫力があります。素晴らしい。
第I系の模様が第Ⅱ系にたいして浮かび上がって見えるのは
初めての経験でした。凄いですね。
与えられた貴重な観測のデータから深い情報をいかにして読み取るか、
ルーチンに陥らずに新手法をチャレンジする面白さを
教えて頂いてありがとうございます。