2017/01/18

20170118木星観測→火星観測時までの温度変化測定グラフ(TEC)

昨日夕刻の火星観測から(一部昨日の報告に重複)
今朝の木星観測→今夕の火星観測までの温度変化。

1/17 12:50 TEC ON
1/17  17:00   火星観測開始
1/18 04:00 木星観測開始
1/18 06:30 観測終了・TEC OFF・寝袋巻
1/18 12:00 TEC ON・TEC部除き寝袋巻
1/18 17:00 火星観測開始・寝袋巻OFF
1/18 18:00 火星観測終了・TEC OFF・寝袋巻TEC部除きON

RearCellTempの12:51のデータはノイズ。

寝袋巻で1/18昼間のRearCell/主鏡温度の上昇は抑えられた。
12:00のTEC運転後はDome内の温度が上がっているため
RearCell温度が4℃差低い状態で追随。
主鏡温度は下がらない。
観測時には1℃以上主鏡温度が環境温度より低い状態を保つ。




2 件のコメント:

  1. こんばんは、近内です。
    実に面白いグラフですね~。
    17日早朝日の出前のグラフから続けて
    辿ると、TEC連続稼働のActive Cooling
    で諸温度が下がり切ったところで寝袋巻き
    で保冷をかけると日の出後の環境温度上昇
    中の主鏡温度上昇に著しい抑制を効かせら
    れることがよくわかります。
    断熱保冷スタート時の条件が重要というこ
    とで、夏場にはうんと影響がありそうです
    ね。
    断熱カバーは環境温度上昇勾配の時には保
    冷効果を、下降勾配のときには保温効果を
    発揮すると思うのですが、午後TECをONし
    てからTEC排熱部以外を観測開始時まで寝
    袋巻きにすることには、筒内気流抑制上ど
    のような効果があるのでしょうか?鏡筒内
    気温の低下を抑える鏡筒断熱効果の増強が
    期待できるということでしょうか?

    TEC稼働と断熱保冷保温カバー適用の組み
    合わせの効果はますます興味深い局面をあ
    らわにしてきているようで、とても楽しみ
    に勉強させていただいております。

      ではまた。

    追伸:
    1:当方の二連装TEC稼働ではリアセル
    内面温度が-2℃になっても、主鏡
    温度低下が中々ついていきません。
    TEC増設も考えています。
    SpotCoolerのジョウゴ冷気室内で
    のTEC稼働も考えています。
    2:電動リフト届きました。

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  2. 環境温度下降勾配/TEC ON での寝袋巻は
    環境温度とRearCell温度の差を少しでも
    大きくする試みです。(冷却効率を
    上げるとりあえずの手段です。)
    本来はCPUCooler部分のみ外部に開放し
    それ以外のRearCell全体を断熱する
    方向で製作・加工予定です。

    お使いのTECに加えての増設のまえに
    SpotCoolerとの併用を実験される方が
    良いと思います。
    RearCellの温度低下から
    主鏡温度低下にいたる熱移動のプロセスが
    もう少し見えてくるかと・・・。
    (温度計のデータロギングをとれるように
    する方法はわかりましたか?)

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