2018/06/14

2018年の観測システム概要

 ■C14と星型TEC冷却エンジン

 C14背面は断熱材を貼って冷却・保温性能を高めている。
 TECの採用によりSpotCooler及び内部還流ファン、
 排気ファンを使う必要はなくなった。
 もちろんトライアルの寝袋巻きも不要(笑)

 TEC(7.2V 2.7A TEC12708 X3)+
 放熱器(CPUCooler Fan+HeatPipe+Fin)
 で約80W程度の電力だろうか。
 リアセルの冷却により、ゆっくりと間接的に
 放射冷却して光学系の歪み、全体の熱平衡が
 崩れないようにしている。
 

 ■Optical Train

 から基本構成は変わっていない。

 ・拡大系
 Astro-Physics 2" Advanced Convertible Barlow
 のBarlow部分のみ。

 ・ADC(Atomospheric Dispersion Corrector)
 機械的な構造を改良した。
 Pierro Astro の製品を加工して
 1Dialの回転角でプリズムの開角を設定できるようにし、
 赤道儀駆動で変わる水平軸のみを光学系全体を
 固定したまま調整可能とした。
 昨年暮れに開発して大いに観測効率が上がった。
 現在はPierroAstroのMK3という新製品がほぼ同じ機能を
 備えている。

 ・FilterWheel
 ORION Nautilus Motorized Fileter Wheel 7X1.25"
 BaaderPlanetariumのFilter L,R,G,B,IR685
 IDAS Methane
   で6枚実装している。

 ・Camera
 ZWO ASI290MM

 以上でF24の光学系を構成している。
 IMX290のPixelサイズが2.9μmなので
 概略2.9X5=14.5が理論的には適正といわれるが
 理論値を超えた高解像度への欲望は捨てきれず
 現在の構成に落ち着いている。

 

4 件のコメント:

  1. 町田の山崎です。
    iwaLabさんのブログは勉強になるので、毎度お世話になっています。(*^^*)
    撮影光学系ですが、現在F24で落ち着いているようですが、以前F30前後でもテストしていたと思います。それなりに、違いがあったのでしょうか? しかし火星の砂嵐は、洒落にならなくなってきましたね。小規模のダストストームは観測する楽しみがありますが、ここまでの規模となるとなんですね。

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  2. 初めまして、nabePlaと申します。
    たわいのない質問で恐縮ですが、水準器はADCの曲面上でどのようにして固定されておりますか?

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    1. コメントの確認ができず失礼しました。私のADCは機構を改造したものなので簡単にはご説明は難しいです。3Dプリンタで
      ギアやノブ、水準器を載せる台座などを作っています。
      最近のZWOのADCなどを利用されればOKだと思いますが
      要は水平をキープするのに光学系全体を回転しないで
      行なうことがベターということです。

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  3. コメントの確認ができずに遅れてしまいました。本当に
    申し訳ありません・・・・。

    拡大率の差があまり結果を左右しない実感があったので低めの設定で
    固定しました。光学系を撮像対象によって変えることなく安定した
    環境(画像処理も含めて)を持続できるメリットは大きいと思っています。
    毎日シーイングと梅雨雲の往来と格闘し、さらに火星の雲と戦うとは
    思いませんでした(笑)。
    もうこうなると2018年の大接近はダストストームの話題に尽きて
    しまいそうですね・・・・・。
    本音は・・残念です。

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