C14で惑星を観測するAmateurAstronomerのSiteです。
こんばんは、近内です。月面のど真ん中の名所ですね。今の時期に象徴的な対象を選ばれましたね。ヒギヌス火口は直径10㎞:月面では1秒角が2㎞ですからヒギヌスは5秒角径、今の時期の火星と同じ視直径です。この小さな火口の中に色々模様を捉えようというような試みを火星にやっているわけですから大したものです。もう一つ、敢えて”火口”と書いたのは、ヒギヌスが月面で最大級の火山性カルデラだからです。衝突性クレーターのような盛り上がった周縁部を持たない『リムレスクレーター』であることがその特徴です。ヒギヌスその他のリムレスと思われるクレーターの分布を調べて『月の火山帯(?)』というエッセイを昔天ガに書いたことがあります。その後、悪ノリして”Extraterrestrial Volcanic Belts(?)”というエッセイをCMOの巻頭に書いたこともありました:http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO380.pdfお暇な折に酒の肴にご笑読ください。私は月面も大好きなので、ぜひ色々な画像を見せてください。アクティブクーリング法の有効性の証明にもうってつけでしょう。追伸:月面画像の処理過多はエッジ効果で、リムレスクレーターが『リムありクレーター』になりやすいので苦労します。
火星を撮像したのと同じ光学系でテストするつもりで月をターゲットにしました。高度は高いものの気流は期待ほどではありませんでした。ヒギヌスの内部が解像できればと思いましたがご指摘の通り過剰処理になってしまいました。残念。
こんばんは、近内です。
返信削除月面のど真ん中の名所ですね。
今の時期に象徴的な対象を選ばれましたね。
ヒギヌス火口は直径10㎞:月面では1秒角が
2㎞ですからヒギヌスは5秒角径、今の時期の
火星と同じ視直径です。この小さな火口の中に
色々模様を捉えようというような試みを火星に
やっているわけですから大したものです。
もう一つ、敢えて”火口”と書いたのは、ヒギヌ
スが月面で最大級の火山性カルデラだからです。
衝突性クレーターのような盛り上がった周縁部
を持たない『リムレスクレーター』であること
がその特徴です。
ヒギヌスその他のリムレスと思われるクレータ
ーの分布を調べて『月の火山帯(?)』というエ
ッセイを昔天ガに書いたことがあります。
その後、悪ノリして”Extraterrestrial
Volcanic Belts(?)”というエッセイをCMO
の巻頭に書いたこともありました:
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO380.pdf
お暇な折に酒の肴にご笑読ください。
私は月面も大好きなので、ぜひ色々な画像を見せ
てください。アクティブクーリング法の有効性の
証明にもうってつけでしょう。
追伸:月面画像の処理過多はエッジ効果で、リム
レスクレーターが『リムありクレーター』になり
やすいので苦労します。
火星を撮像したのと同じ光学系で
返信削除テストするつもりで月をターゲットにしました。
高度は高いものの気流は期待ほどでは
ありませんでした。
ヒギヌスの内部が解像できればと思いましたが
ご指摘の通り過剰処理になってしまいました。残念。