C14で惑星を観測するAmateurAstronomerのSiteです。
こんばんは、近内です。私は若い頃一晩中恒星焦点像/内外像を観察して見飽きることがなかったというマニアなのでこのArcturusの焦点内外像は実に面白い‼残存輪帯球面収差の傾向がよくわかります: 焦点内像の内部が光で埋まる傾向があるの で中央寄りは過修正 外輪は内像で太く明瞭なので端寄りは負 修正 ...全体的にはやや過修正寄りでしょうか。 焦点外像の様子から r/2に強い凸リング その外側強めの凹リング その外側弱めの凸リング 最外周ややターンアップ その内側ややダウン...という、セレストロンのシュミットカセグレン特有の、熊森さん風に言えば”だんだん光学系”なのだと思います。全体的な球面収差の補正傾向については焦点の繰り出し量や、バローレンズを使えばその影響を受ける可能性はあると思います。機会があれば、将来ぜひ恒星焦点ナイフエッジカット画像やロンキーテスト画像も見せていただければありがたいです。惑星の画像観測法の向上に役立つ貴重な資料になることでしょう。さて、この焦点内外像にはごくわずかなアスを感じます。内像の4時の方向に突出を、外像の10時の方向に凹みを感じます。これに関連しまして:内像の4時の方向が鉛直の真下方向でしたでしょうか?Arcturusの地平高度は何度くらいでしたでしょうか?...ご教示いただければ幸いです。TECを連続稼働されていたと思いますので、鏡筒内の光路にかかる対流は考え難い。とすれば、鏡筒内に斜めの冷気湖面が形成されてその影響を受けた可能性があるかと想像しております。当方も16インチSCTが治ったら恒星像の画像による診断を実施したいと考えています。 ではまた。
Arcturusの地平高度は56.5度でした。たしかに動画をみても若干の膨らみが見られますね。確かに左右がEW方向になっていますので冷気湖面の仮説は当たっているかもしれません。今後の観察がさらに重要ですね。星像で詳細なクリニックができるのは素晴らしい。近内さんのコメントでいつも改めて真剣に学ぶべきことがたくさんあることに気付かされます。ナイフエッジも近々撮影するべく準備をしています。ではまた。
こんばんは、近内です。
返信削除私は若い頃一晩中恒星焦点像/内外像を観察
して見飽きることがなかったというマニアな
のでこのArcturusの焦点内外像は実に面白
い‼
残存輪帯球面収差の傾向がよくわかります:
焦点内像の内部が光で埋まる傾向があるの
で中央寄りは過修正
外輪は内像で太く明瞭なので端寄りは負
修正
...全体的にはやや過修正寄りでしょうか。
焦点外像の様子から
r/2に強い凸リング
その外側強めの凹リング
その外側弱めの凸リング
最外周ややターンアップ
その内側ややダウン
...という、セレストロンのシュミットカセグ
レン特有の、熊森さん風に言えば”だんだん光
学系”なのだと思います。全体的な球面収差の
補正傾向については焦点の繰り出し量や、バロ
ーレンズを使えばその影響を受ける可能性はあ
ると思います。
機会があれば、将来ぜひ恒星焦点ナイフエッジ
カット画像やロンキーテスト画像も見せていた
だければありがたいです。惑星の画像観測法の
向上に役立つ貴重な資料になることでしょう。
さて、この焦点内外像にはごくわずかなアスを
感じます。内像の4時の方向に突出を、外像の
10時の方向に凹みを感じます。
これに関連しまして:
内像の4時の方向が鉛直の真下方向でしたで
しょうか?
Arcturusの地平高度は何度くらいでしたで
しょうか?
...ご教示いただければ幸いです。
TECを連続稼働されていたと思いますので、
鏡筒内の光路にかかる対流は考え難い。
とすれば、鏡筒内に斜めの冷気湖面が形成
されてその影響を受けた可能性があるかと
想像しております。
当方も16インチSCTが治ったら恒星像の画
像による診断を実施したいと考えています。
ではまた。
Arcturusの地平高度は56.5度でした。
返信削除たしかに動画をみても若干の膨らみが
見られますね。
確かに左右がEW方向になっていますので
冷気湖面の仮説は当たっているかもしれません。
今後の観察がさらに重要ですね。
星像で詳細なクリニックができるのは
素晴らしい。近内さんのコメントでいつも
改めて真剣に学ぶべきことがたくさんある
ことに気付かされます。
ナイフエッジも近々撮影するべく
準備をしています。
ではまた。