2017/03/31

簡易なAVIファイルEditor

木星の撮像はデータ容量節約のため、
ROIを出来る限りギリギリにセットする。
その為時折フレームアウトして木星画像が
欠けることがある。
Autostakkertでは画像の欠けたものでも
Qualityが良いと使われてしまう。
その部分を予め手作業でカットする必要がある。

AVIの簡易なLossLessのEditorを見つけた。

SolveigMM AVI Trimmer+

Freeのソフトなので手軽に使える。


火星 20170330


  SPCは見えない。
  Phlegraの北に白雲がある。視直径4.2"
  細い月のお陰で導入が早くできた。
  昨日と同様のシーイングであったが
  画像処理を弱めにしてノイズを減らした。


木星 20170329


  NEBnWSが顕著。GRSの南STropZの白斑部が
   STBnに食い込んでいるように見える。
  

2017/03/29

火星 20170329


  SPCは見えなくなった。
  Mare Cimmerium,Mare Sirenumが明瞭。
  Elysiumの北に白雲がある。視直径4.2"
  高度24°で1.5等級。
  明るいうちに導入するのは難しくなった。

木星 20170328



   SEB-outbreakをメインに撮像したが徐々に薄雲が広がった。

   シーイングは大きくは崩れないシーズンにようやく入った感じ。

2017/03/20

木星 20170318


   Sys2 98度、134度付近のSEBsエッジの白斑が面白い。
  mid-SEB-outbreak、NEB全体に活性が高い。

 

2017/03/19

焦点内外像

 焦点内像
焦点外像

 3月18日早朝にArcturusで撮像した
 焦点内外像。IR685フィルターで
 1minのスタック。
 

2017/03/18

木星 20170317



   SSSTBnにある白斑が高緯度だがメタンブライト。
   久し振りの好シーイング。寝坊してしまい
 3:30の観測開始となった。残念。

注)最初の報告画像の埋め込み日付が間違っておりました。
訂正して画像を差換えました。
ご迷惑をかけて申し訳ございません。
(ALPO山崎さん、石橋さんよりご指摘頂きました。
 ありがとうございます。)

2017/03/10

木星 20170309


 今シーズン初めてと言って良いまともな気流。
 とは言え23時半より4時までの間で
 良像のチャンスは少なかった。

火星 20170309


  SPCは小さく確認できる。
  ChryseからPyrrhae Regioにかけて明斑が連なるがダストか。
  視直径4.5"

2017/03/06

TEC現況報告(2)

TECの運用テストを続けていて
なかなか報告に至らず随分と間が空いてしまった。

断熱フォームをC14リアセルに貼ることによって
TECのみでほぼ運用可能であると報告する。
(鏡筒全体は断熱が必要であるが、以前報告した
 コルクライニングでなくとも外側に
 断熱フォームを貼ることでもOK)


 リアセルの表面積は大きくTECのクーリング
 能力では熱収支をカバーしきれなかったが
 この断熱フォームを貼ることによって熱効率は
 大きく改善した。


 TECの形状に合わせて40mm角に断熱フォームを
 タイル状にして貼り込んだ。

 ちなみに断熱フォームは東急ハンズで手に入れたが
 「サンペルカ」という独立発泡ポリエチレンの
      糊付きで2X500X500の大きさである。
 発泡率30倍という断熱効果に重きをおいたもので
    薄手で扱いやすかった。

 温度変化データ等は続報で。

C14 Collimation Knob (3)

コリメーションノブを使っているうちに
もう少し使い勝手のよいノブ形状はないものかと
模索を続けていた。
なんとか寒い中でも手探りでノブを軽く回せる
ものができた。
回転中心から対称形で親指と人差指を引っ掛けて
スムーズに、望遠鏡にブレを与えずに回せる形状
を作った。


サトーパーツのノブに被せる形ではめられる。
3Dプリンタで製作。




木星 20170304


   0時(JST)ごろより観測を開始したが
 シーイングの良くなる時間帯は殆どなかった。
 モニター上では時折詳細が見えるが
 安定しない。PIPPでクオリティの良いものを
 フィルターしてからスタックしたが大きな
 効果は得られなかった。
 

2017/03/04

火星 20170304


  SPCは小さいが明瞭。
  NoachisからArgyreを経てDaedeliaにかけてダストが見える。
  視直径4.6"

   2月28日の観測時から見られていたダストが
 広い領域に連なっていることが確認できる。
 高層に西からの薄雲が時折通過するが
  日没直後にシーイングの良い時間帯があった。

  追記 20170306
  南極域以外が全体にHazeがかかっているようにも
  見える。
 

2017/03/03

木星 20170302


 STrZが静かで一様に見える。NEBは活発。
 NTrZは黄色味を帯びている。

 寝坊して薄明になってから観測開始。
 天気が回復した直後としてはシーイングが
 思いの外悪くなかった。

2017/03/01

木星 20170228


 GRS直前のSTBWSOBAと似た隈取が見える。
 衛星はIO。
 高度は36度だが24時台(JST)を狙ってみた。
 シーイングはやはり良くない。

  追記 20170303
  STBのWSのように見えたが単に暗班に挟まれた
  領域が明るく見えただけであった。