2018/08/27

火星 20180826




 SPCの北縁320°W付近に顕著な張り出しがある。
 Hellasが明るい。外側にダストが広がって見える。
 MeridianiSabaeがはっきりしている。
 北極方向の暗部には薄い雲があるようだ。
 S:3-4/10 T:5/10
晴天が続くが大気の状態は不安定で
 なかなか良像が得られない。
 ダストが薄くなりつつあるのは確かだが
 完全に晴れてくるにはまだ時間がかかりそうだ。

火星 20180825



 SPCは白が強く北縁の形状が面白い。
 Hellasが欠け際に見えるが明リムの
 全体が少し明るくかすんでいるように見える。
 MeridianiSabaeがはっきりしてきた。
 北極方向は相変わらず暗いがB像が悪く雲の状態はわからない。
 S:3-4/10 T:5/10

2018/08/23

火星 20180822


 SPCの北縁かかるPhillipsDalyPityusaPatera
 等のCraterあたりが北に張り出している。
 赤道周辺の模様も良く見えるようになった。
 全体に西の欠け際に向けてCM付近から徐々に
 輝度が下がっているように感じる。
 40°Nのあたりから暗いゾーンがある。
 ベールのような薄い雲がその上に広がる。


 前報告の約30分後の観測。
 VallesMarinerisのダストが色調で区別できる。

 全体にNIR685nm)Rはほぼ同等になりつつあり
 ダストが薄くなったことを物語る。
 Rの方が短波長のため若干解像度が高い。
 L/R/G/B合成ではなくR/G/Bのみの合成を試みた。


 北極周辺の暗いゾーンおよびその上の雲が分かる
 GIFAnimationを作製した。

2018/08/22

木星 20180821



 BAが欠け際に見えSSTBnの同経度の白斑が若干赤みを帯びて見える。
 SEBが乱流から層流に近く静かな様相。
 EZが黄ばんだ色味で小規模なフェストーンが見られる。
 NEBは褐色で活発な流れがある。NEBn欠け際のWSZは白く顕著。
 低空だが気流は悪くはなかった。S:3-4/10 T:6/10
火星が早く昇ってくるようになり木星の撮像機会が
 少し増えそうだ。とはいえ条件は悪くほぼオフシーズンが近い。

火星 20180821



 SPCの北縁が65°S あたりになっている。高度の高い領域が
 白が強く北に張り出して見える。
 北極周辺のAcidaliaが異様に暗く見える。
 オゾンホールのようにダストが抜けた領域なのか?
 S:4/10 T:4/10 透明度が上がらずクリアに見えない。
 雲が多くあきらめかけたがほんの少しの雲間があった。


 南極冠の輝度が高く適正な露光が難しい。全体にアンダーになり
 画像処理の最終工程でRGB合成の輝度を上げている。

2018/08/20

火星立体視 20180818


 立体視可能な画像を20180818の観測から
 作成した。
 左:20180818 13:04:42(UT)  22:04(JST)
 右:20180818 13:33:30(UT)  22:33(JST)
 学問的な意味はないが双眼接眼装置で見るような
 立体感が得られる。
 ダストが地表から浮いて見え不思議なリアリティが
 感じられる。
 
 

火星 20180818_2



 VallesMarinerisDustがより鮮明に見える。
 北極雲の100°W付近の筋状の切れ目が
 十字に交差している。
前報告より約30分後の観測。
 観測間隔が短いので試みに立体視画像を作成した。
 火星立体視をどうぞ。

2018/08/19

火星 20180818_1



 ダストに翻弄された感のある今回の大接近だが
 ようやく納得のいく火星像が得られた。
 ダストが去るのは寂しさもあるが少しずつ
 見えてくる地肌が砂塵の影響で異なって見えるのも
 興味深い。

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 Dustは全体に晴れてきて火星の色調もノーマルに戻りつつある。
 SPC65°S あたりまで後退している。
 SPC北縁CM付近にFontanaCraterが白斑として見える。
 SolisLacus西縁のClaritasFossaeが暗い。
 VallesMarineris の谷底に沿ってDustが通常のアルベドとは異なる
 色調で見えている。(特にCM付近)IRよりGでコントラストが強い。
 TharsisMontesの東斜面が明るく欠け際の山を想像させる。
 各山頂は少し赤みを帯びて見える。
 北極雲の下にAcidaliaが暗い。
 S:4-5/10 T: 6/10 ほぼ無風でシーイングは良好だった。
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2018/08/15

火星 20180814


 SolisLacusが良く見える。西縁のSyriaPlanumは明るい。
 Daedeliaの南縁に暗い縁取りがあり連続した明班がIRでわかる。
 TharsisMontesから東に薄いダストが流れているように見える。
 VallesMarinerisが見えにくくなってきている。
 OlympusMonsが少し赤みが強くTharsisMontesもかすかだが赤みがある。
 NPHが明確になってきている。
 S:3-4/10 T:5-6/10 風が強かった。

 

2018/08/08

土星 20180729



 今シーズンベストの土星画像になりそうだ。
 火星の観測で時間が取れず土星の撮像機会が
 減ったことも確かだがなかなかシーイングに恵まれない。
 PolarStormおよび極の六角構造が良く見える。
 S:4-5/10 T:5/10