ダストに翻弄された感のある今回の大接近だが
ようやく納得のいく火星像が得られた。
ダストが去るのは寂しさもあるが少しずつ
見えてくる地肌が砂塵の影響で異なって見えるのも
興味深い。
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Dustは全体に晴れてきて火星の色調もノーマルに戻りつつある。
SPCは65°S あたりまで後退している。
SPC北縁CM付近にFontanaCraterが白斑として見える。
SolisLacus西縁のClaritasFossaeが暗い。
VallesMarineris の谷底に沿ってDustが通常のアルベドとは異なる
色調で見えている。(特にCM付近)IRよりGでコントラストが強い。
TharsisMontesの東斜面が明るく欠け際の山を想像させる。
各山頂は少し赤みを帯びて見える。
北極雲の下にAcidaliaが暗い。
S:4-5/10 T: 6/10 ほぼ無風でシーイングは良好だった。
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