本日の木星観測時の温度変化を参考までに示す。
18:40 Dome Open,TEC ON, 鏡筒排気ファンON
主鏡温度は順調に下がる。
19:03 排気ファンOFF、撮像機器装着
主鏡温度は上昇する。
ガラス表面の冷却が内部には及んでいないため
19:10 内部ファンON
筒内気流を拡散させる。
まずMethaneを撮像開始2min。
LRGBIRの1min毎の撮像。
次のセットのL画像のみで雲が出て終了。
19:27 TEC OFF、内部ファンOFF、Dome Close
観測中はほぼ+1度の温度差があった。
この状態で内部ファンを使わないと筒内気流の
悪影響を免れない。
このレポートではTECの準備が間に合わない場合の
緊急処置を記した。
TECを用いない場合でも
排気ファン+内部ファンだけである程度の筒内気流対策に
なっているとも言える。
時々、ブログを見て、おおいに啓発されている山田ともうします。筒内気流にはまいっているところですが、短時間で撮影をするという貧乏根性を捨てるわけにも行きません。
返信削除プロパンガス爆発事故が時々、報じられますが、比重が重い為、床にたまって拡散せずにいるために、発火源があると爆発します。そこで、比重の重い無色、無毒な気体を鏡筒内に封じ込めるとどうなるか、不謹慎な事ですが考えているところです。
プロパンの比重は1.56 (空気を1として)ですが,勿論、爆発などの問題で論外です。そこで不活性ガスが使えないかと思うのです。キセノンは4.525 クリプトンは2.868の比重があり、腐食性もないので、筒内に封じ込めることは可能です。問題は価格ですが、立米当たり10万円程度、以下ではないかと思います。
もう一つのやり方は、筒内を真空化するのですが、真空ポンプはヤフオクなどで1万円程度で購入出来ます。真空と言っても標高6、7km程度が(根拠なし)実現できればよく、鏡筒がレンズを含めて外圧で圧縮されるので、気密性の達成はゴム、ラップなどで容易です。ただし、レンズ、接眼部の構造は検討を要します。シュミカセではなく、屈折に使えないかと思います。
以上、勝手な考えを述べましたが、小生、30cmロシア製マクストフカセを持っていますが、現在、病気療養中のため、力作業が出来なくて、治った後のことを考えているところです。既に、ご検討されたことかと思いますが、コメントがいただければ幸いです。
はじめまして。コメントありがとうございます。
返信削除鏡筒内部の気体の状態が不均一になり
屈折率の揺らぎがあるスケールで発生していることが
筒内気流の源泉です。
不均一になる原因は鏡筒内に温度差が生ずることなので
温度差を解消しようというのが主鏡の温度順応等の
試みなわけです。
ご提案の着眼点は面白いと思いますが
恐らく重気体も温度差で対流を起こすことは
間違いないのでまず筒内気流は収まらないと
思います。
温度変化が気体の屈折率に影響を与える。
という点に着目すれば
◎屈折率の低い気体で鏡筒内を満たす
ということが一つの対処法として考えられます。
●真空化
はその手法の一つです。
●屈折率の低い気体
がもう一つの手法ではないかと
私は考えています。
ヘリウムガスが最も現実的な検討可能な気体です。
屈折率は
大気 1.000293
ヘリウム 1.000035
で一桁低いので屈折率の揺らぎも小さいはずです。
私の知る限りでは実験をされている例は
ありませんのでチャレンジしてみる価値はありそうです。
いかがでしょうか?
コメントをありがとうございます。鏡筒内温度差で比重大の気体も対流を生じますが、重いと粘性が大きい( 根拠なし)と思い、対流を減らせばよいのではとおもった次第です。クリプトンはやはり高いので、屈折率に着目して、まずはヘリウムでためしてみる価値はあります。1.5立米1500L程度で2万円以下で買えるようです。ただ、水素に比べて少ないものの、リークが多い等、課題もあります。検討してみますが、何かご意見等があればよろしくお願いします。
返信削除ヘリウムは風船に需要があるので少量の
返信削除ボンベが入手出来ます。
以前検討はしたのですが投資?には
思いきれませんでした・・・・^_^。
リークは圧力差がないので少ないとは言え
観測前に補充する手間はいりそうですね。