2017/08/28

木星 20170828


   CM前方にSTBGhostがある。
   GRS前方のストリークがSTrZに伸長しSEBsにかぶっている。

   SEBnCMにある南縁が赤い白斑が顕著。
   高度は20度強で観測が難しい。

 日没前後に雲が覆ってくる日が多くて
 なかなか報告画像が撮れなかった。

2017/08/07

木星 20170805(キャプション訂正およびALPOReport参照の勧め)


   報告キャプションに誤りがあったので訂正する。

 ***訂正キャプション*******
    CM前方にSTBSpectre
    SSTBの白斑A3からA4にかけて小さな暗班、白斑が入り乱れている。
    mid-SEB outbreakMethaneBrightな白斑が連なる。

    WSZは顕著で若干赤みを帯びてMethaneBright
    ***以上訂正***********
 
   ****以下誤り************
 SSTBsのA4からA5にかけて暗班、白斑が入り乱れている。
   mid-SEB outbreakMethaneBrightな白斑が連なる。
   WSZは小さい。WS1が大きくなっている。(MethaneBright
   ***以上**************

   本日もつかの間の晴れ間で1Setのみの撮像。
 シーイングは低高度でも良好だった。

   注)ALPOの報告
   M.Vedovato氏の全球Map
   K.Horikawa,S.Mizumoto氏の観測Report
   等を参考に全球の動態を把握しないと
   現象の正確な報告ができない。

木星全球Map 2017 Aug. 04-06


   GRS周りの変化が激しい中、
   久しぶりに3日連続の観測報告ができた。
 好条件ではなかったが全体像を掴むため
 全球Mapを作製した。
 実に似たGRS周りの雲の流れが見える。
   ALPOの同時期のJupiter報告の画像でも
 同様な現象の発生消滅経緯が
 2014年秋から2015年初めに見られる。
 (堀川邦昭氏指摘20170801)

木星 20170806


   OBA後方のSTBnに暗いストリークが長く顕著。淡くSTBGhostが見える。
   NEBnWSdTSZ-2)およびWSaTSZ-1)がありWSiWSaに接近している。
   WSaMethaneBright

   台風の影響か高湿度の南風が吹きシーイングは良くない。
   一日同時刻で1/2度程高度が下がってくる。19時には
 30度を切っている。
 

2017/08/05

木星 20170805


   CM前方にSTBSpectre
   SSTBsのA4からA5にかけて暗班、白斑が入り乱れている。
   mid-SEB outbreakMethaneBrightな白斑が連なる。
   WSZは小さい。WS1が大きくなっている。(MethaneBright

   本日もつかの間の晴れ間で1Setのみの撮像。
 シーイングは低高度でも良好だった。

2017/08/04

20170804木星観測時の温度変化グラフ


   本日の木星観測時の温度変化を参考までに示す。
 18:40 Dome Open,TEC ON, 鏡筒排気ファンON
    主鏡温度は順調に下がる。
 19:03 排気ファンOFF、撮像機器装着
    主鏡温度は上昇する。
    ガラス表面の冷却が内部には及んでいないため
 19:10 内部ファンON
    筒内気流を拡散させる。
    まずMethaneを撮像開始2min。
    LRGBIRの1min毎の撮像。
             次のセットのL画像のみで雲が出て終了。
 19:27 TEC OFF、内部ファンOFF、Dome Close
 
    観測中はほぼ+1度の温度差があった。
 この状態で内部ファンを使わないと筒内気流の
 悪影響を免れない。

 このレポートではTECの準備が間に合わない場合の
 緊急処置を記した。
 TECを用いない場合でも
 排気ファン+内部ファンだけである程度の筒内気流対策に
 なっているとも言える。


  

木星 20170804

 

   GRSの後方から流れている暗部が前方のストリークに移動し伸長している。
   GRS後方のSEBは幅が狭くなっているが明部が覆って狭く見えているのかもしれない。
   Methaneではこの明部がかすかにBrightに見える。
   短時間の晴れ間でさらなる観測はできなかった。

   雲が覆う夕方でほぼ諦めていたが日没後に
 薄雲になって木星が見えてきた。
 急遽TECをONにして冷却を始めるが
 間に合わないので、排気ファンで鏡筒の
 熱気を除き、観測時には内部ファンで
 筒内気流を拡散させた。
 最後の手段ではあったが効果はあった。

2017/08/01

木星 20170731


   CMSTB SpectreCM前方でEZSEBnにまたがっている明部が顕著。
   昨日のシーイングの持続を願ったが悪化していた。
 GRS周りの変化が気になっているのだが
 限られた夕刻の時間内に巡ってくるタイミングが
 少なく明日に期待している。